我が主が愛する時間を日番谷様は共に共有成されるお方。
どれ程身を焦がし、我が主に忠誠と愛を捧げる者共が後を絶たないと申しましょうが、唯一日番谷様をお受け入れなさいます我が主はまさに愛らしい笑みをお浮かべになり、日番谷様を見つめておいでなのです。
それを当然とお受け止めになります日番谷様を今この瞬間息の根を止めて差し上げたいのは山々なのですが、我が主の手前、そう言うわけにもいかないのであります。
嘆かわしい。何と嘆かわしい事でしょうか。
それ以上日番谷様に近付いてはなりませんぞ。我が主が汚れる・・・汚れるではありませんか。
事もあろうに、我が主の手の甲へとキスをお送りになったばかりか、我が主に・・・我が主に・・・・。
私はどうしたら宜しいのでしょうか。こんな屈辱めいた思いは始めてでございます。
我が主の細腰を抱きしめ、耳元に息を吹きかけて笑ってらっしゃる日番谷様と頬を通り越して首筋までも赤く染め上げた我が主の可愛らしさを目の前に、日番谷様の勝ち誇った笑みを見せつけられた私めには今この瞬間を持って日番谷様をブラックリストのトップへ格上げしなければなりません。
うぅぅぅ・・・。我が主に操を立てる輩は大勢いらっしゃいますが、我が主を手込めにいたしますのは日番谷様唯一でございます。
あぁぁぁ。日番谷様が我が主のお洋服に手をおかけになられました。
「うるせーぞ」
「ぐはっっ!!」